鉢植え果樹はまだ苗木が多いのでまだ先の長い話ですが柑橘類は実がなるのがはやい。 伊予柑やバレンシアオレンジ、レモン、金柑などは実をつけているのが多い。
房スグリ (房酸塊):
輝く宝石のような光沢のある真っ赤な実を葡萄の房のように吊下げ、鑑賞にも値します。
甘酸っぱい味も何気なく懐かしさく感ずる。
土質は選ばないが、高温に弱いので半日陰で風通しのよいところで育てる。 観賞用に盆栽仕立てにしてみたい。
レモン:
潮風に強いため海岸沿いでの栽培にも適している。 1本の木から100個程度の果実が採れるそうだ。
鉢植えでもとにかくよく実が生るので10個くらい残して小さいのは早めに摘み取る。
バレンシアオレンジ:
2度の夏を体験する、つまり5月に花が咲き秋には一旦オレンジ色になるが、ここではまだ収穫できない。
翌年の気候が暖かくなるにつれ、果実の色は再度緑色に戻る。 これを回青(かいせい)というそうだ。
そして5月には次の花が咲き、一本の樹に二世代が同居するという珍しい光景が見られる。
夏に再度オレンジ色になったら収穫すると云った具合で、花が咲いてから約400日も樹で過ごすため生産者には手間暇がかかる品種だそうだ。
これもよく実が生る。
今年は殆ど摘み取り2個だけ生らせてみたが、上で云うような回青現象は見られなかった。 試食してみるとかなり酸っぱい。
冬場のバレンシアオレンジ、完熟したように見えるが、春にかけて一度青に戻り夏場に再度オレンジ色になった時が収穫時だそうだ。
ぶどうは
巨峰、デラウェア、キャンベルの3種類を鉢植え栽培している。 巨峰は苗木で収穫には至らなかったが他の2本はまぁまぁの出来だった。
ビックリグミ:
落葉性で耐寒性も強いので日本全国どこでも栽培できる。 果実が鮮やかな赤色に完熟すると見て美しいし、柔らかく甘い果肉は素朴で何とも懐かしい味がする。
きんかん:
これもよく生る。 別名「姫橘」とも呼ばれ、夏から秋にかけて開花し、しかも面白いことに3〜4回花を咲かせる。
そして秋から晩冬にかけてゆっくりと実を成長させ、綺麗な黄色へと色を変えていく。
寒さや病害虫にも強く、幸運をもたらす縁起木であることから地植えでも栽培している。
伊予柑:
ミカンとオレンジの交配雑種といわれる。 皮は温州ミカンに比べ厚めだが、果汁はジューシーで香りもよい。
伊予の国(愛媛県)に移植されて盛んに栽培されるようになったことから付けられた名前だそうです。
完熟した伊予柑(12月下旬)
昨年と同様によく実ったレモンが、一個が台風の被害に遭った。
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[ 2008-11-13 ]