鎌倉市は全域が緑地保護区域であると同時に鳥獣保護区でもあり、鳥類・哺乳類が法律で保護されています。
にもかかわらず、外来動物であるアライグマやハクビシン、
タイワンリスなどは農作物や生活環境に被害を及ぼすことから有害扱いされ、
防除実施計画まであるそうです。 それを知って途方に暮れたのがこれらの外来動物たち、
好んで住みついたわけではない、捨てられて必死に生きているだけなのに捕獲されたり防除対象にされてしまう。
それじゃ、タヌキはどうなんだろう、対象になっていない?。
特にアライグマ防除実施計画(平成18年)では生息密度の高い鎌倉、逗子、
三浦地区を重点対応地域として計画的な捕獲を行っているそうです。
毎日の散歩道で出会うリス、木々を飛び回ったり電線を器用に駆け巡る姿は愛嬌があって可愛らしい。
ところが僅かな家庭菜園で作る野菜や果樹の争奪戦となれば話は別であり、どっちが先に収穫するかが問題。
今年は生育を楽しみにしていたトウモロコシを先にやられてしまった。 少しくらいはお裾分けしてやったのに、
それが逆になり彼らの食いかじったおこぼれを頂くことになってしまった。
昨年は巨峰とデラウェアの果実をやられたのでシッカリ網で覆ったのだが、トウモロコシまでは気が回らなかった。
話は少し古くなりますが、我が家の庭に3匹のアライグマの親子連れが現れるようになりました。
しかも決まって土曜日の夜8時頃である。
カメラを用意して待ち構えるようになり、
外で物音がすれば、あっ 今日も来てくれたんだと喜んだ。
じっと様子を伺っていると池の水で手を洗うような仕草が何とも可愛らしい。
慌ててカメラを構えたが遅かった、シャッターチャンスを逃してしまった。 悔やみながら暫く待っていたが二度と同じポーズはとってくれず、
その後は子供を気遣いながら家路を急ぐかのように去って行った。
また他の土曜日の夜、気にしながら待っていると、いつもと違うカチャカチャという物音、
そっと覗いてみると濡れ縁に置き忘れてあった鯉の餌を器用に食べているではないですか、
少々焦り気味でカメラを構えると、今度はキチンを写真に納まってくれました。
しかも写真を意識したのか、ポーズまでとってくれたような気がした。
・・・ 或いは偶然に目が合ってしまっただけかもしれないが逃げることはなく、
その後も暫く餌を食べており、どこかで可愛がられていた様子。
・・・ そして時が過ぎ、いつの間にか姿を現さなくなったが、今ごろこの親子はどうしてるだろうか。
[ 2008-08-10 ]