画像の編集「編集」メニューの各コマンドは、現在表示中のアクティブな画像に対して編集処理を行います。「元に戻す」と「やり直し」 「編集」、「画像変換」、「道具箱」などによってアクティブな画像に何らかの変更を加えた場合、 「元に戻す」コマンドを使うと変更内容を一つ前の状態に戻すことができます。 「やり直し」コマンドは前の状態に戻した内容をもう一度やり直す機能です。 この「元に戻す」、「やり直し」コマンドは過去に遡って実行でき、 その回数は初期設定では8回までになっていますが、 最大32回まで「元に戻す」、「やり直し」を行なうことができます。 回数の設定を変更する場合は「元に戻す」回数をご覧ください。 切り抜き アクティブな画像の矩形領域で囲った部分を切り抜いて、クリップボードへコピーします。 (コピーした部分の画像は消されます。) 「コピー」と「全体コピー」 「コピー」はアクティブな画像の矩形領域で囲った部分をクリップボードへコピーします。 (コピーした部分の画像は消されません。) 「全体コピー」は対象とする画像全体をクリップボードへコピーします。 画像の貼り付け クリップボード内にある画像を、対象とする子ウィンドウ画像の任意の位置に貼り付けます。 下図の(1)、(2)はコピーしたい画像部分を矩形領域で囲んでクリップボードへコピーした状態を示しています。 ![]() ◆図(3)のように適当な位置へ移動して、貼り付け画像の矩形ラインの外側でマウスを左クリックすると、 貼り付けが完了しそれ以降は移動できなくなります。 貼り付け場所を間違えた場合は[やり直し]コマンドを使ってください。 また、クリップボード内の画像は消されるまで何回でも貼り付けを行うことができます。 ◆貼り付け位置を正確にするため、画像をルーペで拡大した状態で貼り付けることもできますが、 小さな子ウィンドウの中であまり拡大率を上げると視野が狭くなって貼り付け位置を見失いやすく、 貼り付け画像を移動する度にスクロールバーが動きまわりかえって操作が難しくなります。 また、貼り付けるときはできるだけ子ウィンドウサイズを広げておいた方が操作がやり易くなります。 ◆子ウィンドウ上の画像サイズより大きい画像を貼り付けると、 ウィンドウサイズは大きい画像サイズに変更されます。 ◆尚、貼り付け画像の色が「白」の部分は、対象画像を透過して表示するため、 白色をカラーキーとして画像合成ができることになります。 ◆ここで貼り付けられる側の画像(3)より大きいクリップボード画像(2)を貼り付けると、 画像(3)からはみ出た部分はクリップボード画像がそのまま入るため画像(3)はその分大きいサイズになります。 [註]:対象とする子ウィンドウが24ビット画像以外の場合には貼り付けはできません。 ここでは白色をカラーキーとする画像合成しかできませんが、 もっときめ細かく画像を合成したい場合のために[画像合成]コマンドがあり、 カラーキーの選択や合成画像の透明度などの制御が自由にできます。 「全体複製」と「トリミング複製」 「全体複製」はアクティブ画像の全体を複製して新しい画像を開きます。 「トリミング複製」は矩形領域で囲った部分を複製して新しい画像を開きます。 |
メモリをクリア「元に戻す」をリセットアクティブ画像に対する「元に戻す」機能をリセットし、それ以降の「元に戻す」、「やり直し」を中止します。 [註]:「元に戻す」、「やり直し」は前の画像状態を一旦バッファメモリに保存しておく必要があるため、 何段階にも渡って前の画像状態をバッファメモリに保存しておくと、 いずれメモリ容量が足りなくなりハードディスクとの間でスワッピングが頻繁に発生して処理速度が急速に落ちてきます。 このようなとき画像ごとの「元に戻す」用のバッファメモリ内容を消すことによって空きメモリを増やすことができます。 クリップボード内のデータを消す 「コピー」コマンドでクリップボードにコピーした画像はいつまでも残っています。 使いもしない大サイズの画像をクリップボードに残したままにしておくとメモリ不足の原因になるため、 クリップボードに入っている不要な画像があればここで消すことができます。 テクスチャパターンを消す 「絵画効果」、「テクスチャ効果」を使うときはテクスチャパターンをメモリ内に一度だけ読み込みます。 「絵画効果」、「テクスチャ効果」をそれ以降使わない場合はここでそのパターンを消しておくことができます。 ここで消しても再度「絵画効果」、「テクスチャ効果」を使うときは自動的にパターンが読み込まれます。 |
「元に戻す」回数の設定![]() [注意]: ウィンドウに開いている画像のサイズにもよりますが、 メモリ容量の少ないパソコン環境で「元に戻す」回数に大きな値を設定しておくとメモリの消費が激しく、 ハードディスクとのスワップ頻度が多くなり処理速度が非常に遅くなります。 |