火山活動でできた円錐形の国東半島。その南部に広がる田染盆地では、千年以上も昔の古代の頃から開発がなされ、平安時代には宇佐神宮の荘園「田染荘」が誕生しました。
その中で、田染荘の小崎地区は国東半島の谷筋にあるため、狭隘な谷間に細かく区画された棚田が形成されて今もその姿を残しています。
そして、美しい荘園集落を一望できる間戸岩屋(まどのいわや)は、国東半島独特の奇岩・奇峰のそびえる山で間戸耶馬とも云われ、田染荘小崎の農村景観を構成する要素の一つになっています。
その岩屋には数多くの観音様などが祀られており、その中で朝日観音(朝日が見える東側の岩屋)、夕日観音(日が沈む西側の岩屋)の展望台からは田園風景が一望できます。
但し、ここは険しい山道になるので高齢では無理、それより車で直接行くことができる田染荘展望台がお勧めです。
こちらは田染展望台と反対の西側に位置する田染荘展望台から田園風景を一望することになります。
尚、この田染荘小崎の農村景観は国の重要文化的景観に選定され、平成28年10月3日に里山エリアとして追加たそうです。いつまでも眺めていたい景観です。とても癒される場所でした!。
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