仮住まい探し
 住友林業さんに決まり計画が具体化すると、さて仮住まいを探さねばならない。  住友林業では仮住まい専門の業者さんと契約しているのでそこに頼むと紹介してくれるというので安心していたが、 実際には町の不動産屋さんを頼りに自分で探すことになった。

 仮住まいは出来るだけ建築現場に近い方がよい。 それに住所変更届けが不要な同市内がよい、 郵便物も1年以内なら新住所へ転送してくれる。
引越し荷物は生活必需品を除き梱包したまま置いておきたいので安ければコンテナを借りてもよかったが、 かえって負担増になるため仮住まい先で1部屋を荷物用に確保するようにした。  但し、ピアノ持ち込みは仮住まい先を探すとき条件が厳しくなるので、これだけは専門業者へ預けることにした。   一通りの希望を持ったところで住友林業・営業さんに紹介してもらった仮住まい業者さんへ依頼し、 5件ほどの物件を案内してもらったが、 道路が狭くて引越しさへ難儀そう、騒音がひどそう、奥まっており暗そう、車庫が無い、・・・、など、 短期間と言えども生活環境に不満がでる、それに当初聞いていた家賃よりかなり高いことが分かった。
他に無いか聞いてみると、7ヶ月程度の短期借家を探すのは難しく、 結局は彼らも町の不動産屋さんから物件を探す以外ないということだった。  やむなく紹介物件の中から適当な所に仮住まい先を予約したが、そこは駐車場がないので自分で探せというのである。
紹介手数料1ヶ月、礼金1ヶ月、敷金2ヶ月分、管理費あり、しかも敷金は返金されないのが普通だというから、 仮住まいでも長期借用と同じ条件のようである。

 家の解体日も決まっているので探し回る余裕は無い。  妥協を重ねた上で仮住まい先を予約し、その周辺で駐車場を探すため町の不動産屋さんへ手当たり次第電話した。 
ところが、ある不動産屋さん曰く「仮住まい先は決まったんですか、うちに車庫つきの物件があります」というのである。  えぇ!、その物件を見せてください、と言って急ぎ不動産屋さんへ直行、案内してもらった物件の良さに驚いた。
これまで必死に探したのは何だっただろうか。 仮住まい専門業者さんへ断りの電話を入れると同時に、すぐ新物件と契約。  偶然とはいえ探せばあるものだ。
仮住まい先のスケッチ 建物は綺麗、1階が駐車場で2、3階が居住空間というガーデンハイツ、ここは紹介手数料1ヶ月、礼金0.5ヶ月、敷金1ヶ月分、管理費不要、 しかも敷金は部屋の使用状況に応じて返金するという。 願っても無いことで得したような気分になった。
実際に仮住まい終了後に敷金は全額戻ってきた。  もし最初のところに決めていたとすれば、7ヶ月の総費用を比較してみると25万円ほど節約できたことになる。  交通の便はよく、周囲の環境もゆったりと楽しい仮住まいをさせてもらった。  結果的には専門業者に依頼するより、慣れた地元で自分で探した方が迅速にでき自由度もあった。






























業者により差が大きい解体工事費
 ハウスメーカー各社ごとに検討していく度に、各メーカー指定業者の解体工事費の見積もりをとったが、 見積り額にかなりの幅があることが分かった。 同一条件の解体内容でも業者により最大で60万円ほどの差があった。  これらは信頼できる業者、解体してしまえば同じ状態になるので数業者から見積もりをとり、 少しでも安い業者に依頼した方がよさそうだ。
因みに我が家の解体費用は、40坪の家、地下車庫や擁壁の解体、不要な庭木の処分、 更に池の解体や粗大ゴミ処分まで、すべてを含めた見積もりで比較し、圧倒的に安くして頂いた業者さんに依頼した。  解体工事のはじまり これは住友林業・営業Sさんの尽力によるものと解釈した。

解体工事中は何度か現場を見に行く。 まだ残暑厳しい折に10日がかりの工事であったが、 皆さん一所懸命に作業していただき近隣に対しても印象がよかったことを後で知り、 業者さんにはその旨を伝え感謝した。

写真は解体工事が始まった我が家。
業者さん曰く、「この家を壊すのは勿体ないですね。」 ・・・ 住み慣れた我が家に謝りながら別れを告げる。