画像に文字を合成「影付き文字編集」の項で作成した文字も一枚の画像になっているので 「カラーキー画像合成」と全く同じ操作で編集した文字を画像上に合成できますが、 文字のエッジ部分を背景となる画像になじませる必要が出てくるため、 次の実際例でこの操作を説明します。
右の原画像に下のシェーディングを付けた影文字を青空部分と雲部分に合成する例を考えてみます。
下の影文字(1)は青空部分に合成したいため、
影文字の背景色を合成する画像の背景色と類似するように決めます。
このために影文字を作成するとき[背景色]にチェックを付けた後に、
[Ctrl]キーを押しながら原画像の青空部分をマウス左クリックするとその色が影文字の背景色に入ります。同様に影文字(2)は雲部分に合成したいため影文字の背景色を原画像の雲部分から拾ってきます。
◆次に上の影文字を原画像の上に合成します。「カラーキー画像合成」の項で説明した同じ操作を行います。 右のサンプルは次のように操作して得られたものです。 @青空部分に影文字(1)を合成する場合は、 [Ctrl]キーを押しながら影文字画像(1)画像の背景色から透過色を拾い、 その色範囲を適当に指定して合成し、 A雲の部分に影文字画像(2)を合成する場合は、 [Ctrl]キーを押しながら影文字画像(2)画像の背景色から透過色を拾って 合成します。 このように合成する画像の背景色を、影文字の背景色と類似させることによって、 特にシェーディング付き影文字では違和感なくスムーズに合成できます。
◆一方、悪い例では、影文字(1)と(2)を逆位置に合成してみると、
画像の背景色と影文字の背景色が類似していないため、右のような合成画像になってしまいます。
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