倉敷|鷲羽山|宮島|秋吉台
   
   


倉敷・鷲羽山・宮島・秋吉台

 石垣島鍾乳洞が素晴らしかった記憶から、本州にも代表的な鍾乳洞があることに触れ、秋芳洞へ行ってみたいと急に思い立っての3泊4日の山陽旅行の記録です。 その昔訪れた場所も記憶が薄れており、新たな観光に加えて旅をしました。
(2016年03月15日〜18日)

◇ 吉備津神社   03月15日(晴)
 岡山空港からレンタカーで倉敷美観地区へ向かう途中に(少し寄り道になりますが)、備中国一宮の「吉備津神社」があります。  大吉備津彦大神を主祭神とする山陽道屈指の大社で、安芸の宮島の厳島神社と並ぶ古社だそうです。  夫婦円満、長寿にもご利益があると言われているのでお参りしてきました。  吉備津神社に到着すると広い駐車場があり、大きな土産物屋もあるといった感じで観光地になっているようです。  ここから2Kmほど離れたところには備前国一宮の「吉備津彦神社」があります。

◇ 倉敷美観地区   03月15日(晴)
 倉敷市の伝統的建造物群の保存地区として誕生した「倉敷美観地区」、江戸時代から今日までの建物を保存している町並みを見ることができます。   倉敷川は潮の干満を利用して多くの船が航行してきた経緯から、倉敷は物資輸送の集積地として川沿いには塗屋造りの町家や白壁土蔵造りを中心とする町並みが形成されていったそうです。  保存されている領域は限られているので、それほど多くの時間を要するものではありませんが、倉敷川沿いを中心に昔を偲んで散策してみると思い出に残るパワースポットになると思います。

◇ 鷲羽山   03月16日(晴)
 日本初の国立公園として知られる瀬戸内海国立公園の代表的な景勝地で、鷲が羽を広げた様子に似ていることから「鷲羽山」と名付けられたそうです。  標高133mの山頂まで行って眺める景色はまさに絶景で、穏やかな海面に点在する大小50余の島々と瀬戸大橋の姿を楽しむことができます。  頂上付近にある鷲羽山ビジターセンター脇に「島一つ土産に欲しい鷲羽山」との詩が刻んであるのを見て、うなずいてしまいました。  この美観はお天気次第、太陽光の方向次第で、最高条件下でみる光景はまさに絶景中の絶景だろうと想像します。  訪れたときは10時〜13時分、やや逆光気味なところもあり霞みがちで最高条件ではなかったです。

◇ 宮島 厳島神社   03月17日(晴)
 世界遺産で日本三景の島でもある宮島は、嚴島神社中心の観光地で何回訪ねてもまた来たいと思うスポットです。  今回もまた快晴に恵まれて観光することができました。 宮島口桟橋の直ぐ近くのホテルに泊まったので早朝8時過ぎには宮島に着いており、 厳島神社を中心に2時間半ほど観光しました。  神社の長い回廊を渡っているとき、朱色が青空によく映え、そしてその朱色に染まるあの空間の神聖さがとても印象的でした。

◇ 秋吉台 カルスト台地   03月17日(晴)
 天気予報では明日は終日雨だと伝えているので、今日のうちにできるだけ多く見ておこうと、宮島を離れて2時前にはカルスト台地に着いていました。  秋吉台は今から3億5,000万年前、南方の遠く温かい海でサンゴ礁として誕生したそうで、 秋吉台の石灰岩には古生代時代に海に生息していた生物の化石が多く含まれているそうです。  石灰岩の岩肌の迫力を感じるには、山焼きのあとから5月までがおすすめとのことでした。  今回は3月中旬ということもあって青葉の芽吹く前のこと、緑の美しさは味わえませんでした。

◇ 秋吉洞   03月17日(晴)
 秋吉台の地下100m、その南麓にある日本屈指の大鍾乳洞「秋芳洞」は大正15年、昭和天皇が皇太子のとき探勝された折にこの名前を賜ったものだそうです。  秋芳洞の観光コースは約1kmで、@秋芳洞正面入口、A黒谷案内所、B秋吉台案内所エレベーターの3ヶ所の入口から入洞できます。  カルスト台地の観光を終えて辿り着いた駐車場が秋芳洞正面入口に近かったことからその流れで入洞しました。  駐車場から入洞までは長い距離でしたが、中に入って先ずは洞内空間の広さに圧倒されました。  丁度1時間かけて歩き、Aの黒谷案内所側から外に出ると丁度タクシーが停まっていたので、乗せて貰って正面入口の駐車場まで戻りました。 

◇ 景清洞   03月18日(雨)
 早朝、うっすら晴れ間が見えたが、やがて本降りになってきた。 昨日までは素晴らしい天気だったのに、ついに今日は終日雨らしい。  しかし今日の観光は「景清洞」だけで、あとは時間つぶしをしながら宇部空港に向かえばよいだけなので、それほど不快ではなかった。  景清洞は、壇ノ浦の戦いに敗れた平家の武将・平景清が潜んでいたと伝えられる洞窟で、洞内には景清にちなんだものがたくさんありました。  総延長約1.5kmで入口から約700mはバリアフリーに対応し車椅子でも利用できる平坦な観光コース、 さらに先の闇の中をキャップランプの明かりをたよりに、自然のままの洞くつを探検できるコースもありますが老夫婦には観光コースだけで充分でした。 

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