龍泉洞|宮古|田野畑|盛岡
   
   


龍泉洞・宮古・田野畑・盛岡

 その昔、東北旅行をしたとき龍泉洞に立ち寄った記憶がある。 思い出すにも当時の写真記録が無く、唯一残っているコバルトブルーに輝く地底湖を見た印象だけを頼りにもう一度行ってみたくなり今回の企画となりました。
ここまで来たのなら当然ながらリアス式海岸で美しい田野畑・宮古周辺をドライブしながら周遊することになり、それと共に忘れてはならぬ2011.3.11東日本大震災の記憶が甦ってきます。 今年のGW後半は荒れ模様の天気が続き、旅行中の天気予報を気にしながらの旅となりました。 東京駅9:36発のはやぶさ11号に乗ると2時間余で盛岡に着いてしまう。 その先は予約してあったレンタカーを借りて先ずは日本最長の鍾乳洞・安家(あっか)洞が観光の始まりになりました。
今回の旅は3泊4日、3泊とも「ホテル羅賀荘」に泊めていただき、ここを拠点に観光しました。
「ホテル羅賀荘」は、3.11津波で3階まで被害を受けたそうですが今ではすっかり再建されていました。感動!。
(2018年05月07日〜10日)

◇ 安家(あっか)洞(岩泉)   05月07日(曇)
 龍泉洞から北へ18Kmほど先にあるので、龍泉洞とセットでぜび行ってみたい。 日本最長の鍾乳洞でその長さはなんと総延長23km以上あるそうですが、入口から約500m地点のペンギン岩までは照明と歩道整備がされているため、気軽に観光できます。 短い距離ながら見どころはたっぷりで、日本全国にある鍾乳石・石筍などほとんどの型を見ることができます。 観光コースとしての派手さはなく自然の鍾乳洞らしい雰囲気が味わえます。 洞内には天井の低い場所があるため、入口で上着とヘルメットが貸し出されています。

◇ 鵜の巣断崖(田野畑)   05月08日(晴)
 田野畑の南の海岸にあり、圧倒的な高さの断崖絶壁が絶景です。 駐車場から続く松林の遊歩道はウッドチップが敷き詰められたふかふかの道で歩き易い。 500mほど先にある展望台から北を望めば、弓状にえぐられた高さ200mもの断崖が、屏風のように5列に連なる様を眺望できます。 「鵜の巣断崖」の名前は、崖の中腹にウミウの巣があることに由来しているそうです。

◇ 浄土ヶ浜(宮古)   05月08日(晴)
陸中海岸国立公園にある三陸を代表する景勝地です。 今から約5200万年前(白亜紀の次の時代)に形成されたといわれており、 火山岩からできた白い岩と小石によって入り江が作られているそうです。
 駐車上の前にあるビジターセンターの奥にエレベーターがあり、そのまま浜辺に出られる。 そこは歩き易い遊歩道が整備されており、景気を楽しみながら浄土ヶ浜のパワースポットまで散策できます。
外海が荒れていなければ、宮古湾を一周約40分で航行する浄土ヶ浜周遊コースがあり、浄土ヶ浜の白い流紋岩を始め、 周辺の海岸の絶景ポイントを鑑賞することができます。

◇ 三王岩・沢尻海岸(宮古)   05月08日(晴)
 2011年(平成23年)3月11日の東日本大震災のとき津波の直撃を受けた田老地区にあり、 震災遺構たろう観光ホテルの前を通るとき被害の甚大さに心が痛みます。  三王岩はその先にあり、海から立ち上がるように見える三王岩は高さ50メートルの通称男岩の両側に女岩、太鼓岩が寄り添い、近くで見ても壮観です。 1億年もの歳月をかけて、寄せ返す波と海原を吹き渡る風が形作った美しい自然の芸術品だそうです。 沢尻海岸は、真崎半島のやや南に位置し、山王岩との中間点にある海岸で、断崖の続く道の入り江にプライベートビーチのような美しい砂浜が広がっています。

◇ 龍泉洞(岩泉)   05月09日(雨)
 日本三大鍾乳洞のの一つであり、現在判明しているだけで総延長約3,600mもの長さを誇る「龍泉洞」。そのうち約700mを一般公開しています。 龍泉洞最大の特色はコバルトブルーに輝く地底湖は世界でも有数の透明度を誇っているそうです。 鍾乳石、石筍は豊富にありリムストーンも見られます。 第三地底湖の先、出口近くに体力勝負の階段があり、上っていくと地底湖を展望できる高台(三原山コース)があり、 そこは鍾乳石・石筍など満載、洞穴壁面にはさまざまな形のフローストーンが見られます。 但し、この階段のところに、昇り165段・降り107段との看板があり、体調上ご無理な方はここからお戻りください、とも標されています。

◇ 机浜番屋群・弁天崎(田野畑)   05月09日(曇)
 断崖海岸からすぐの入り江にある24棟の木造番屋は昭和8年の三陸大津波後に建て直され、それが更に2011.3.11東日本大震災で跡形もなく流失してしまい、 2015年4月に再建されたそうです。そして未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選にもなっているそうです。
生憎の曇り空で、とても寒く長くは居られなかった。
こんな状況の中、弁天崎は宿泊ホテルから見えるので立ち寄らずに北山崎展望台へ向いました。

◇ 北山崎展望台(田野畑)   05月09日(曇)
 三陸海岸を代表する景勝地で、第1から第3まで3つの展望台が整備されています。 レストハウスから歩いてすぐの所にある大きなデッキが第1展望台で、その先から階段が続く山道を歩き北山崎の突端まで行くと第2展望台があります。 眺望はより海に突き出た第2展望台からの方が素晴らしいですが、片道363段の急な階段を歩くのは大変です。頑張って行ってみればそれだけの価値はあります。
生憎の曇り空でしたが断崖の続く海岸線を見ることができました。
三陸海岸は夏にかけて「やませ」と呼ばれる特有の濃霧が吹くそうで、晴れた日でも海岸線の先はかすんで見えるというから今日のところはまぁまぁの光景を見ることができたことでしょう。

◇ ホテル羅賀荘(田野畑)   05月07〜10日
 平成23年3月11日の東日本大震災の発生により、羅賀荘は津波の直撃を受け3階まで浸水。人的被害こそなかったが、ホテルは破壊されてしまいました。 それから2年弱かけて再建され田野畑村の復興への期待を背負って再スタートしたという話を聞いて、このホテルに3泊させて頂きました。 場所は三陸鉄道北リアス線田野畑駅より徒歩にて約10分、天気が良ければ朝陽に出会え、部屋の窓からは紺碧の海と白亜紀断層を眺めることができる癒しの海辺ホテルです。 各部屋はオーシャンビューで眺めはすばらしいです。

◇ 岩洞湖(盛岡)   05月10日(雨)
 岩泉方面から盛岡に向う途中にある湖で、湖畔にはシラカバやナラなどの広葉樹が群生しており、春の新緑の美しい風景を観ることができます。 休憩するのに都合のいい場所にあります。
霧雨降るシラカバ林の中を湖畔に沿って散策してみました。

◇ 盛岡八幡宮(盛岡)   05月10日(雨)
 城下町鎮護のためにおかれた南部家の氏神で、盛岡の人々は親しみを込めて「お八幡さん」と呼び、県下随一のこの大社にはお正月だけで20万人の人出で賑わうそうです。

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