特殊フィルタ「画像加工」メニュー内の「特殊フィルタ」では以下のようなさまざまな効果を得ることができます。「絵画効果 2」と同様に各コマンドを選択すると制御用のダイアログボックスとその隣に評価用画像が現れますが、 ここでは制御用の各機能だけ説明します。 ネオン光彩 画像の輪郭に沿ってネオン発光するように表現します。 ◆4本のスクロールバーを左右に動かすと描画表現が変化します。 「明るさ」は発光体を含む画像の明るさ、 「環境光」は画像全体の明るさを、 「光強度」は発光体の太さや強さを、 「拡散」は発光体の光の拡がり具合を調整します。 「発光色」ボタンを押すと「色指定」ダイアログボックスが現れ、 ここで発光体の任意色を選択できます。 エッジ光彩 画像の輪郭に沿って各種線幅で光彩するように表現します。 ◆4本のスクロールバーを左右に動かすと描画表現が変化します。 「光彩種」は輪郭線の幅や形状を、 「明るさ」は採光の明るさを、 「環境光」は画像全体の明るさを調整します。 「階調」は採光のコントラストを微妙に変化します。 「彩色」にチェックを付けると画像全体を鮮やかな色で表現し、 「ポジ」にチェックを付けると画像全体が反転します。 ぶれ 「横方向」、「縦方向」それぞれのスクロールバーを動かして画像に手ぶれ現象を与えることができます。 縦横のぶれをゼロにすると原画像になり、縦横最大32画素までぶれを発生することができます。 特殊ぼかし 「画像変換」メニュー内にあるスムージング機能の拡張として、更に大きくぼかしたいとき使用します。 利用例として、ここである程度ぼかした画像を作成しておき、 その画像に「テクスチャ効果」を施すと、 たとえば、半透明ガラスを通して遠方の風景を見るような模様投影効果を得ることができます。 ソラリゼーション 「画像変換」メニュー内にある「色調補整」の「トーンカーブ」コマンドで自由な階調補整や色調補整ができますが、 その特殊な表現として既に用意されたソラリゼーション効果を得ることができます。 各種表現は「タイプ」スクロールバーで選択します。 また画像の明るさは「明るさ」で調整します。 「彩色」にチェックを付けると画像全体を鮮やかな色で表現します。 「ぶれ」から画像のぶれ値(2~10画素)を選択すると趣の異なる表現を出すことができます。 ポスタリゼーション 画像をポスターカラー風に表現します。 ◆2本のスクロールバーを左右に動かすと描画表現が変化します。 「タイプ」には15種類の表現方法があり、 同じ表現でも「レベル」2~8の選択によって更に表現が変化します。 (レベル値は小さいほど色数が少なくなり画像表現能力が劣化します。 尚、「筆質」0で「タイプ」15を選択したときは画像の色数をそのままで表現します)。 「明るさ」は画像全体の明るさを調整し、 「彩色」にチェックを付けると画像全体を鮮やかな色で表現します。 [投影(原画像積算)]にチェックを付けると絵画表現した画像に原画像を積算するため、 抽象的で分かりにくい絵画表現になった画像をより原画像に近い表現に変えることができます。 濃度値置換 ![]() 各色RGBの濃度範囲と置換値を指定して「置換」ボタンを押すと、 指定濃度範囲にある画像の画素が指定値に置換されます。 たとえば、濃度範囲R(192~200)、G(228~255)、B(210~240)にある画素値をR230、G255、B228に置換するように指定して「置換」ボタンを押すと、 画像の中でR(192~200)、G(228~255)、B(210~240)の範囲にある画素はすべてR230、G255、B228に置き換わります。 置換する濃度範囲を画像の中から拾って自動設定するができます。 ![]() |
画像演算![]() ◆2枚の画像のサイズや縦横比が異なる場合はアクティブ画像が優先され、 「画像名」で選んだ画像はアクティブ画像に合うように伸縮されます。 もし画像の縦横比までアクティブ画像の縦横比と一致させたいときは「参照画像の縦横比を固定」のチェックを外してください。 ◆演算画像の「明るさ」を変えたいときはスクロールバーで調整してください。 ◆尚、「画像名」欄に表示される画像は親ウィンドウ上に開いている画像のみです。 したがって親ウィンドウに1枚の画像しか開いていない場合は演算それ自体無意味になります。 |