クリエイティブ採光

クリエイティブ採光 ◆この処理はすべての画像に適するとは限りませんが、 比較的に色彩豊かな画像ではクリエイティブ フォトにふさわしい効果を出し易くなります。
光沢感、柔らかな奥行き感、鮮やかさなどを以下によって調整してください。

[フィルタ]は画像の柔らかさを表現します。
[彩色]は鮮やかさを表現し、 番号1が自然色、6が最も鮮やかになります。  あまり鮮やかにし過ぎると後述の[彩色光]との関係で色がつぶれ易くなるので、 そのときは[彩色光]を下げてください。  [鮮明]には4種類あり、無、弱、強、特(エンボス)によって画像の鮮明度を表現します。

◆全体にぼけた感じがする場合に、 [強調]をオンにすると画像全体が鮮明になると共に画像の性質によっては光沢感を増す効果があります。  利用頻度は少ないが[硬調採光]をオンにすると硬い感じの画像に、 [黒白]をオンにするとグレースケール画像になります。

[環境光]は画像の明るさを増減します。  [彩色光]は柔らかさと明るさを増減しますが、 あまり明るくすると色がつぶれ易くなるので、 [彩色光]を増やしたら[環境光]を減らすなどして明るさと柔らかさを調整してください。

◆[彩色光]を増して[環境光]を減らすと画像は柔らかくなり、 逆に[彩色光]を減らして[環境光]を増すと画像は硬くなります。

[階調]は[彩色光]の階調特性を制御し、 その[制御点]の選択によってコントラストが変わります。  たとえば制御点をシャドウにして階調を下げるとシャドウの方がより暗くなり、 階調を上げるとハイライトがより明るくなります。
即ち、コントラストに変化が見られます。 その様子は下図をご覧ください。

◆画像全体の明るさを調整するとき[環境光]を変える代わりに[階調]によって明るさを変えることもできますが、 画像の鮮明さを見ながら何れかで明るさの調整を使い分けてください。

制御点と階調特性の変化
制御点はシャドウ、中間調、ハイライトの何れかであり、 LUT1 階調特性はこの点を中心に滑らかに変化します。  (1)、(2)、(3)図は制御点をそれぞれシャドウ、中間調、ハイライトにしておいて、 [階調]スクロールバーを左右に動かしたとき図の▲印点を中心に階調特性が上下に変化する様子を示しています。  そして[彩色光]はこの特性にしたがって階調変換されます。
たとえば右上図の(1)の場合、シャドウを下げるとそれだけ曲線が急峻になるためコントラストがつき易くなり、 シャドウを上げれば曲線が平らになるため画像の明るい方がメリハリの無い平坦な画像になります。  (2)の場合は中間調を上げるとシャドウの方はコントラストがつき易くなり、 ハイライトの方は平坦になることが分かります。
LUT2


















採光による明るさ補整

採光による明るさ補整 画像によって異なりますが、光沢感や柔らかな奥行き感を表現すると共に鮮明な画像に仕上げることができます。

[環境光]は画像の明るさを増減します。  [照明光]は柔らかさと明るさを増減しますが、あまり明るくすると色がつぶれ易くなるので、 [照明光]を増やしたら[環境光]を減らすなどして明るさと柔らかさを調整してください。

◆[照明光]を増して[環境光]を減らすと画像は柔らかくなり、 逆に[照明光]を減らして[環境光]を増すと画像は硬くなります。

[階調]は[照明光]の階調特性を制御し、 その[制御点]の選択によってコントラストが変わります。  たとえば制御点をシャドウにして階調を下げるとシャドウの方がより暗くなり、 階調を上げるとハイライトがより明るくなります。  即ち、コントラストに変化が見られます。  (制御点と階調特性の変化を参照)

[軟調]をオンにすると柔らかい感じの画像になります。




































画像モード変換

画像モード変換 ここでは、フルカラー画像をインデックスカラーへ変換、グレースケールへ変換、 或いは2値化処理を行ないます。






インデックスカラー(減色)

インデックスカラー フルカラーを8ビット、4ビットのインデックスカラーへ減色、 或いは8ビットのインデックスカラーを4ビットのインデックスカラーへ減色します。

◆ここでは、メディアンカット法を採用しており、高品位な減色変換ができます。
また、フルカラー画像にはディザをつけて変換すると滑らかな画像が得られます。
しかし、もともと色数の少ない画像にディザをつけて変換するとノイズが目立つことがあります。  この場合はディザを外して変換してください。

◆ディザは誤差拡散法を採用しています。

ACKNOWLEDGMENTS
Index Color Conversion support in 「PhotoFarmInn」 is based in part on the work of the Independent JPEG Group.







グレースケール

グレースケール フルカラー、インデックスカラーを 8、4、1ビットのグレースケール画像に変換します。
また、グレースケール画像からビット数の少ないグレースケール画像に変換できます。

◆カラー画像のグレースケール化は、YUV系における輝度信号を取り出しており、 4または1ビットへの変換時はディザをかけて変換しています。

◆ディザは組織パターン法を採用しています。






モノクロ2階調

フルカラーまたはグレースケール画像を2値化して1ビットの画像へ変換します。
処理方法は、前記の輝度信号の濃度分布からしきい値を求め、 この値によって画像に応じて適応的に2値化する方法を採用しています。






RGBカラー

「レタッチツール」の一部および画像モード変換以外の画像処理はすべてRGBカラー(24ビット)画像形式になっていなければなりません。
このため、1、4、8ビットのインデックスカラーやグレースケース画像はここで一度24ビットのRGBカラー画像に変換してから画像加工を行ないます。
この24ビット画像は「RGBカラー」を選択すると得られます。