照明タイプ その2(5) 双葉面形状光、 (6) 点光源の輝き(5)双葉面形状光 ある対象物だけの照明や、サーチライトのような光線でその対象物を照明するなどの効果を得る照明タイプです。 ![]() ◆評価用画像上でマウスを右クリックすると各種照射の基本形状を選択するサブメニューが表示されます。 これらの形状はよく似ているところもありますが、自分の手で形状を変形させたときに微妙な違いが出てきます。 その後は補助パネルを使って幅や高さ、角度、移動などを行い画像に適した照射形状に加工していきます。 ◆一方、予め登録されている照射形状があれば[登録形状]コマンドから選択することもできます。 これは基本形状から好みの形状に変形させる作業に手間がかかる場合、 照射形状を選択するだけであとはそれに手を加えるだけで済み、作業は大幅に短縮できます。 ◆補助パネルを使うと、現在表示されている照射形状の幅と拡大率、左右上下への平行移動、 形状の回転などの調整ができます。 ◆[葉面選択]コマンドで[上]または[下]いづれかを選択すると、 表示されている照射形状の片葉だけで照射します。 ◆評価用画像上で楕円形を描くことなくマウスを左クリックすると、 照射形状はその位置へ移動します。 照射形状の移動は、ほとんどの場合にこれで間に合うと思われますが、補助パネルからでも位置調整ができます。 ◆画像のもつ雰囲気によっては、たとえば街灯やローソクの炎のように、これまでと違ったソフトな照明効果が得られます。 [照射形状1と2]では光の拡がり方が異なります。 前者は光の届く限り四方に拡がるように、後者はいくらか光源中心を照らすように照射されます [照射形状3と4]は、形状1と2を細長く表現した形状です。 これによってサーチライトのような効果も表現できるようになります。 ◆[照射形状5]はある範囲がなるべくフラットな照射形状を得るようにしたもので、 形状を調整することによって棒状の蛍光灯から照射するような表現も出せます。 ◆[照射形状6]は[放物面]照射形状を細長くしたもので、光を遠くまで減衰させないサーチライト照射の雰囲気を表現します。 (4)の「スポット照明光」でも同じような効果を出せますが、これは照射距離によって光が減衰する表現になっています。 また、[照射形状6]では拡大率を変えていくと2本の光線に分かれて照射したような表現ができるようになります。 ◆これらの形状選択で得られる照射形状は単に一例にすぎません。 評価用画像上で縦横比や大きさを変えたいろんな楕円形を描いたとき、 どんな照射形状が得られるかは試してみてください。 ここで、もう一度形状コマンドを選択し直すとの元の照射形状に戻ります。 しかし、一般画像上でこれらの照射形状を見てもその変化がよく分からないことがあります。 この場合は、[形状参照]にチェックをつけて評価してみてください。 ◆[放物面形状]では、放物線またはその漸近線に沿って照射面が上下に描かれます。 [照射形状6]と同じく、画像上で横に細長い楕円形を描くと照射面も細長く、縦に細長い楕円形を描くと照射面は太くなります。 また、小さい円形を描くと照射面は細く、大きい円を描くと照射面は拡がってきます。 この場合、補助パネルの形状スクロールバーによって放物状光線の幅を変えたり、 対称な放物面の一方への照射強度を弱めたりすることができます。 しかし、この調整値によっては形状が変わってくることがあります ◆[双曲線形状] では、画像の中心で小さな円形を描くと対称な四方向から細い光線で照射したように見せかけます。 円形を大きくすれば太い光線のようになります。 また、照射位置を移動すれば2光源から照射したかのように見せることもできます。 縦または横に細長い楕円形を描くと双曲線の角度が変わり、 光線の照射角度を変えたようになります。 また、補助パネルを使うと光線の幅を変えたり、交点の切り離しなどの操作ができます。 ◆真っ暗闇な所に光を当てた場合にそこでの照明光は得られないのが自然な現象ですが、 [強制照明]にチェックを付けると暗闇の所でも照明光が表示できます。 但し、これは照明光を強制的に表示するため暗闇でない所では不自然な感じになります。 (6)点光源の輝き 街灯の輝きや夜空の星の輝きなどを表現する照明タイプです。 ![]() ◆評価用画像上でマウスを右クリックすると、 4種類の基本形状を選択するサブメニューが表示されます。 [小]、[最小]コマンドは街灯や星の輝きなどを想定したコマンドですが、 好みや画像の雰囲気に合わせて適当に選択してください。 ◆選択した照射形状に対して、補助パネルを使って点光源の径や光線の長さ、 および光線の角度が調整できます。 ◆光源の色は制御パネルの[光源色]コマンドから「色指定」ダイアログボックスを開いて選択してください。 ◆このような点光源は一枚の画像の上に複数個配置したくなると思いますが、 この場合は後に説明する[多重化]コマンドを使ってください。 ![]() ◆真っ暗闇な所に光を当てた場合にそこでの照明光は得られないのが自然な現象ですが、 点光源の輝きを強調するために[強制照明]にチェックを付けると暗闇の所にも光が届くようになります。 図の左右画像は街灯の上に点光源の輝きを表現した例ですが、 それぞれ「強制照明]コマンドにチェックを付けた場合、付けない場合の効果を示しています。 (実際には右の方が自然現象に近い) 照明タイプ:次のページへ続く |