JPEG画質選択
画像をJPEGで保存する場合に、
[JPEG]ボタンを押すと下図のダイアログボックスが表示され、
ここで高画質、標準、低画質、のいずれかを選択してJPEG圧縮を行います。
圧縮率を上げれば画質は劣化します。
◆どのレベルにすればよいかは、
画像の絵柄や表示媒体によっても影響するので一概には決められませんが、
一つの目安として、
・標準的画質にはサンプリングを4:1、量子化番号を4に、
・高画質にはサンプリングを1:1、量子化番号を3に、
・低画質にはサンプリングを4:1、量子化番号を7に設定しています。
・また、高画質と標準の中間、および標準と低画質の中間にも画質を選択できるボタンを設けています。
◆更に、サンプリング、および量子化を任意に選択することによって、
圧縮率や画質をきめ細かく決めることもできます。
◆尚、サンプリングのY:Cは、輝度成分とカラー成分の比率を表わし、
たとえば4:1は輝度成分を画素毎にサンプリングし、
カラー成分を4画素に1画素の割合でサンプリングすることを意味します。
◆インストールしたときのデフォルト値は、サンプリングが1:1、
量子化番号が3になっています。 その後は変更されたときの値が保持されていまが、
これらの値がどうなっているか分からなくなったときはJPEGで保存する際に、
[JPEG]ボタンを押して確認してみてください。

[注意]:JPEGによる圧縮は一般画像では高能率な方法ですが、
たとえばシェーディング処理を施した3DCG画像のような場合で、
非常に滑らかな部分とエッジの鋭い輪郭部分に分かれるような画像では、
JPEG圧縮は必ずしも得意ではありません。
したがって、このような画像をJPEGで保存する際は、
BMPかPNGファイルで一度保存しておいた後にJPEGで保存してそのJPEG画像の劣化がひどくないか確認してみた方が安全です。
或いはこのような微妙な画像に対してはJPEGでの保存をやめて、
圧縮効率は落ちますが劣化の起こらないPNGファイルで保存する方法もあります。
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