照明タイプ その1(1) 散乱光、(2) 拡散光、(3) 円形・楕円形光、(4) スポット照明光最初の散乱光と拡散光は特別な意味をもって区別している訳ではありませんが、 前者は照明光が平行的に全体を軟らかく照射するような、 後者は照明光周辺から円形状に光が拡がって照射するような表現になります。 (1)散乱光 散乱光は物体からの照り返しを光源として散乱する一種の環境光に似せた照射をします。 評価用画像上の任意の位置でマウスを左クリックすると、 その点が照明光源の位置になり全方向に散乱する光を照射します。 (2)拡散光 拡散光は物体に当たった光がその点を中心に方向性を失って拡がったように照射をします。 評価用画像上の任意の位置でマウスを左クリックすると、 その点が照明光源の位置になり全方向に円形状に拡がる光を照射します。 (3)円形・楕円形光 評価用画像上の任意の位置で適当な円形を描くと、ほぼその大きさのスポット径で照射されます。 ここでは仮に楕円形を描いても円形のスポット照射になりますが、 極端に細長い楕円形を描くと正しい照明ができなくなります。 また、ここで円形を描くことなく評価用画像上の任意の位置でマウスを左クリックすると、 スポット光がその位置へ移動します。 ![]() ◆評価用画像上でマウスを右クリックするとサブメニューが表示され、ここで円形、楕円形状の選択ができます。 楕円形を選択した場合は、評価用画像上の任意の位置で適当な楕円形を描くと、 ほぼその大きさの楕円形で照射されます。 ここでも円形照射はできますが、この場合は上記の円形状を使った方が柔らかい照明が得られます。 ◆真っ暗闇な所に光を当てた場合にそこでの照明光は得られないのが自然な現象ですが、 [強制照明]にチェックを付けると暗闇の所でも照明光が表示できます。 但し、これは照明光を強制的に表示するため暗闇でない所では不自然な感じになります。 (4)スポット照明光 評価用画像上の任意の位置から直線を引くと、 始点を照明光源の位置としてサーチライトのような直線方向に拡がりをもった光線で照射します。 始点からの直線の距離が短いほど拡がり角度が大きく、 距離が長いほど拡がり角度は小さく照射されます。 光源に近い所では光量が多いため画像の絵柄や背景によっては、 光線と周囲の境界が必ずしも適切にぼかしきれないことがありますが、 このときは角度調整で目立たぬように逃げてください。 ◆このような操作で満足な照射形状が得られない場合は、 補助パネルを使って光線の拡がり幅と長さ、および左右上下への平行移動で調整してください。 ここでは他の照明タイプと異なり、照射形状の移動は補助パネル上でしかできません。 照明タイプ: 次のページへ続く |