拡大・ピクセル等倍・縮小表示

拡大・縮小表示 ここで示す拡大・ピクセル等倍・縮小表示は「道具箱」のルーペを使っても実行できますが、 ルーペではマウスの左右ボタンをクリックする度に順次拡大・等倍・縮小表示するのに対して、 ここで使うコマンドは画像を直ちに指定倍率で表示します。

拡大表示
フォトレタッチ道具箱を使って画像を部分的に修正する場合、 画像を拡大表示しておいた方が細かい部分まで正確に修正できます。
拡大は2倍〜13倍までの範囲で可能です。

縮小表示
画像が非常に大きいと、スクリーンには画像の一部しか表示できません。  この状態では画像全体が見えないためトリミングするときの操作が難しくなりますが、 このような場合に画像全体を縮小表示して全体が見えるようにしてトリミング操作をするとき使います。  但し、画像が縮小した状態であるため縮率によってトリミング誤差が生じます。
また、縮小表示した状態で画像の部分修正などすると細かい部分まで正確に修正するのが困難になります。  したがってこの場合は、できる限りピクセル等倍またはそれ以上の拡大表示状態で処理するようにしてください。
縮小は図のように10%単位で可能です。

尚、これら拡大、縮小表示は親ウィンドウの下段にある ステータスバーでも実行できます。  何れも内容は同じですから利用しやすい方を使ってください。

◆画像を開いたときの表示倍率は、親ウィンドウの大きさ、および画像サイズによって異なり、 ピクセル等倍または縮小表示されます。

常に等倍率で画像を開く
通常は上記のように画像サイズによってピクセル等倍または縮小表示されますが、 このコマンドを選択しておくと画像を常にピクセル等倍率で開くようにようになります。




















全体複製

「全体複製」を選択すると、 アクティブな画像全体を複製して新しいウィンドウを開きます。  画像を矩形領域で囲っているときはトリミング複製になります。




















トリミング複製

画像を矩形領域で囲んで「トリミング複製」を選択すると、 その指定領域だけを複製して新しいウィンドウを開きます。  特に大きいサイズの画像で全体が見えない場合はその画像を縮小しておけばトリミング複製が容易になります。
また、「カーソル変更」でカーソルを「クロスヘア」にしておくと、 画像を正確にトリミングすることができます。

◆一方、画像を矩形領域で囲んでおくと不要部分を除き指定した領域のみ画像処理することができます。
但し、3次元加工、絵画効果、フレーム加工、照明効果、その他、 コマンドによっては矩形領域で囲んでも画像全体が処理されます。




















24ビット化

画像加工はすべて24ビット画像形式になっていなければなりません。
このため、インデックスカラーやグレースケース画像はここで一度24ビット画像に変換してから画像加工を行ないます。
この24ビット画像は「24ビット化」を選択すると得られます。




















画像出力

画像処理結果を出力するウィンドウを選択します。
Output Win Menu
◆[新規ウィンドウ]を選択した場合は、画像処理結果を新しいウィンドウ上に表示します。

◆[現在ウィンドウ]を選択した場合は、現在アクティブな原画像上に画像処理結果を上書き表示します。
これによって原画像を部分的に画像処理することが可能になります。
上書き表示するため、これを取り消す場合は「編集」メニューの[やり直し]コマンドを選択すれば元の状態に戻すことができます。

◆但し、拡大・縮小、回転・変形、画像モード変換、3次元加工、絵画効果、フレーム加工、照明効果、その他、 コマンドによっては常に新しいウィンドウ上に表示します。