照明光の多重化

一枚の画像に複数個の照明光を与えることができます。
これによって、たとえば画像中の必要な個所にそれぞれ別形状の照明光を与えたり、 一箇所に多方向からの照明光で照らしたり、 或いはオーロラのように一つの基本形状だけでは表現できないような複雑な照射形状を作り出したりすることができるようになります。

◆このような照明光の多重化は、照明タイプ 「円・楕円形状光」、「スポット照明光」、「双葉面形状光」、 「点光源の輝き」、「サンセット」、「レインボー」、「幻想的なオーロラ」、「曲線形状」において可能になります。

◆操作方法は単純です。  多重化 Dlg 先ず評価用画像上の任意の場所に任意の照明光を与え、図の[多重化]ボタンを押すと照明光が画像上に固定されます。 画像上の他の場所でマウスを左クリックしてみてください。
多重化例 右図のように同じ形状の照明光が2つに分離することが分かります。  固定化された方の照明光は変更できなくなりますが、可変状態の照明光の方は形状はじめ好みに合わせて変更することができます。

◆一度固定化した照明光も[戻す]ボタンを押すと、その照明光は可変状態に戻ります。  したがって、次に与える照明光とのバランスで前に固定化した照明光を変更したい場合にそれをやり直すことができます。

◆[リセット]ボタンを押すと、それまで固定化されていた照明光は取り消され、 現在選択されている照明タイプの初期状態に戻り、その照明光は可変状態に戻ります。

◆「制御パネル」の[了解]ボタンを押すと、評価用画像上で与えた照明条件を実画像上に反映します。
[注意]: 照明光を多重化しない場合(1個だけの照明光が可変状態にある場合)は、その照明光の条件が実画像に反映されますが、 照明光を多重化した場合は、たとえそれが1個だけであっても固定化した照明光のみを実画像に反映し、 可変状態にある照明光は実画像に反映されないので注意してください。

多重化例 ◆次の例は特に意味はありませんが、さまざまな照明タイプや形状、その他を変えて6個の照明光を多重化してみた例です。

◆一枚の画像に最大で32個の照明光を与えることができますが、照明光の数の積で処理時間がかかってきます。
因みに、CPU能力433MHzで画像サイズ1024X768に10個の照明光を与えると12秒程度の処理時間になります。

◆一度照明効果を与えた画像に、再度別の照明効果を与えることもできますが、 多重化環境光 この場合は図のように必ず「制御パネル」の[環境光]強度を右端に置いてください。