照明タイプ その4(8) レインボー(8)レインボー 降水があるとき、その水滴に当たった太陽光線が水滴内で反射・屈折して出てくる光が7色に分光して見える現象をここで表現します。 実際の虹は一定半径の円弧上に分光された同じ色が見えて虹となり、主虹は対日点を中心に内側に紫、外側に赤が配列されて観測されます。 主虹は太陽高度がおよそ40度以下のときに発生するため日の出や日没時に見られます。 ここでは一応これらのことを考慮して発生させていますが、 虹の形状には二次曲線を用いて、4色の光をその法線方向に7色に配分合成するようにしています。 このタイプを選択すると評価用画像上に円弧を描いた虹が表示されます。 その後は、補助パネルを使って画像の雰囲気に合わせて虹の角度や幅を調整してください。 ◆虹の位置調整は、評価用画像上の任意の位置でマウスを左クリックすると曲線がそのまま平行移動します。 これで大まかな移動はできますが、あとは補助パネルを使って虹形状を上下左右に移動して微調整します。 ◆画像の色合いによっては虹色が満足に表現できない場合があります。 このときは補助パネルを使って虹の緑および赤色を調整するとその合成でより虹らしく表現できるようになります。 ◆補助パネルで虹形状の角度が調整しきれないときは、 評価用画像上の任意の位置で楕円形を描き直してから再度調整するようにしてください。 横長の楕円形を描くと角度の小さい円弧を、 逆に縦長の楕円形を描くと角度の大きい円弧の曲面になります。 但し、あまり細長い楕円形を描くと虹の幅が細くなって色合いが崩れてしまいます。 ◆虹形状の曲線の下部はどこまでも連続しています。 したがって、評価用画像上に表現した虹の下部を適当な場所で切りたい場合があります。 ![]() この状態でカットしたい水平軸上の任意の位置でマウスを左クリックすると、 その点の下にある虹形状の曲線はカットされます。 一度クリックするとカーソルは元の状態に戻り、 それ以降カット位置を変更しない限りその点より下にある虹形状曲面は表示されません。 ◆虹を発生させる画像には、どんより曇った空、雲の間から薄日が射しているような画像が適しており、 これらでは虹色の再現と画像のもつ雰囲気で、自然現象と見分けがつかないほどの表現ができます。 照明タイプ:次のページへ続く |